信徒発見ー国宝大浦天主堂
元治2年(1865)に建てられた、現存する日本最古の教会。正式名称は「日本二十六聖殉教者堂」。二十六聖人が処刑された長崎西坂を向いて建っています。
元治2年(1865)に建てられた、現存する日本最古の教会。正式名称は「日本二十六聖殉教者堂」。二十六聖人が処刑された長崎西坂を向いて建っています。
長崎県川棚町、大村湾の一角に旧海軍の魚雷艇訓練所跡があります。
NHK朝ドラ「花子とアン」16週、蓮子がとうとう駆け落ち。そこで、所縁の地福岡県飯塚市の旧伊藤邸を訪ねてみた。
長崎市浜町商店街とその周辺の史跡巡り。2回目は楠本イネ、道永栄と並ぶ「長崎三女傑」のひとり、大浦慶(けい)居宅跡です。
長崎市浜町商店街とその周辺の史跡巡り。1回目は中国革命の父と呼ばれた孫文所縁の地。
諌早市の旧長崎刑務所跡は、明治の五大監獄の一つです。
江戸時代、長崎と小倉を結んだ長崎街道。その中で日見峠は、「西の箱根」と称されるほどの難所でした。明治15年、日見新道が開通。このころはまだ人力車や馬車の時代でしたが、その後自動車が交通の手段となっていくと、大正15年に日見トンネルが完成しました。全長642m、幅員7.4m 当時として日本最大規模のトンネルです。
このトンネル、自動車が普及し始めたとはいえ、まださほど多くなかった時代、1車線分の幅員で造る案もあったらしいのですが、今後自動車がさらに普及することを見越して2車線分の幅員にしたと伝えられています。
今でこそ交通量も減っていますが、日見バイパスが開通するまでは慢性的な渋滞でした。車社会の度合いが、先人たちの予測を超えてしまったといえます。
平成13年登録有形文化財に登録されました。
手前に写っているのは、以前紹介した「梨子の木茶屋跡」です。
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日見峠の長崎側、旧長崎街道と日見新道が交差するあたりに「日見峠新茶屋の跡」碑があります。
しかし、江戸時代の「新茶屋」は、写真の急な坂道(旧長崎街道)を下りたところにあります。新道の開通で客足が遠のいたので、新道脇の現在地に移ったと伝えられています。
日見峠の由緒について、現地説明板では…
・日見峠では、江戸時代から昭和初期にかけて、毎年旧暦の8月1日(八朔)に日拝みをする習慣があり、多くの人で賑わった。日を見る峠で、「日見」というようになった。
・天正6年(1578)、長崎氏と深堀氏が当地で戦った際に、深堀氏側は大軍勢であることを装うために盛んに火を焚いたと伝えられる。火を見る峠で「火見」となったのを、後に「日見」と改めた。
・長崎奉行の送迎の際は、地元の役人が峠まで出迎え、見送りをする慣例があった。
と、あります。
天正6年の話は初耳ですね。長崎氏は今の長崎市中心部(長崎港の奥)を支配した領主、深堀氏は長崎市深堀地区(長崎港入り口付近)周辺を支配する領主です。日見峠は深堀氏から見て長崎氏の背後にある峠です。ここで両者が戦をするという状況が、どうもピンときません。長崎氏が領地を追い出されそうになったのでしょうか?
このころすでに、大村純忠によって長崎における南蛮貿易が行われています(長崎をイエズス会に寄進するのは、この2年後天正8年のこと)。当時の長崎氏はすでに大村氏の配下でした。深堀氏は後に竜造寺氏(その後鍋島氏)の配下となります。
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長崎街道、日見峠。右手に上る道が江戸時代の街道、左手は明治15年に開通した県道(日見新道)になります。新道開通により、人力車や馬車が通れるようになりました。民営の道路で、工事費は当時の金額で47,000円。これを償還するため、明治17年~22年まで通行料を徴収していました。我が国の有料道路の始まりと云われています。・・・といった趣旨の説明がありますが、最近の研究では違ったようです。
・実際は県営の公共工事である。
・国の補助金だけでは足りないので、民間から資金を募った。
・工事費を、通行料で回収する方法に前例あり。
・長崎県内では時津新道が明治11年から徴収開始。
・全国的には、旧東海道の箱根新道が明治8年からだとか。
日見新道の建設はインフラ整備事業の一つであり、日本初の有料道路でもない、と云うのが結論のようです。
「西の箱根」と称された日見峠の「日本初の有料道路」と云う名誉が、奇しくも本家箱根に取られた形です(汗)。
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