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カテゴリー「地球史」の8件の記事

2015年7月 2日 (木)

天然記念物「長崎市小ヶ倉の褶曲地形」

昭和38年7月23日、長崎県の天然記念物に指定され指定されています。
中生代白亜紀末の「横臥褶曲」という構造で、一つの露頭で見られる例は珍しいそうです。

説明板はあるのですが、素人目ではよく判りません(汗)。模式図ぐらいつけてほしいな。

説明板によると、横からの圧力で折り曲げられて逆転しているとか。多分、新しい地層の上に古い地層が乗っているという意味かと。
地層は主に板状の砂岩で、薄い泥岩を挟んでいるとのこと。

Img_7979_3

場所も少し判り難いですが、小ヶ倉団地の奥にあります。団地入口の交差点が、判り難かったです。

2013年9月 3日 (火)

恐竜展2013

長崎歴史文化博物館で「恐竜展2013」をやっている。恐竜は、私の歴史好きの原点のようなものですが、夏休み中は子どもたちで混んでそうだったので2学期を待って行ってみました。

エントランスホールの入ると、トリケラトプスの模型がお出迎え。この模型、動くだけでなく音も出ます。結構大きな声で鳴いてました。

2013_2

展示場内には、骨格標本などの資料がずらり。ケース内の化石については、イメージ模型が添えられています。音声ガイドを聞きながらじっくり見学。
※ちなみに写真撮影OK!

2013_3 2013_4

下は、ティラノサウルスの骨格標本。躍動感のあるポーズは、3Dモデルを駆使したシュミレーションで獲物に襲いかかる一瞬を再現したものだとか。

2013_5

頭蓋骨についている「目」のようなもの、「強膜輪(きょうまくりん)」とよばれる目を支える骨だとか。薄くてもろいため、めったに化石として残らないらしい。哺乳類以外の脊椎動物にみられる。魚の頭食べる時に目の周りについているアレだね、たぶん。

2013_6

「鳥は恐竜から進化した」

この説が出てきたのは最近のことだと思っていたら、既に150年も前からあったんですね。戦争で恐竜の研究どころでなくなったことで忘れられてしまったようです。

近年、長崎でも恐竜等の化石の発見が相次いでいます。残念ながら今回は展示されてませんでした。

2013年7月18日 (木)

肉食恐竜の化石発見ー長崎は恐竜王国だった?

最近、長崎市内で肉食恐竜の歯の化石が見つかったと云うので、長崎市科学館へ見学に行きました。
下の写真左端がお目当ての化石です。ちなみに、左から2番目と右端の化石は以前このブログで紹介しています(2012年3月22日2012年5月 7日 )。

Img_7603

化石自体は2011年に発見されました。歯の化石2点ですが、別の個体のもの。発見場所はどちらも長崎半島西岸です。下の写真右は、新聞等でも紹介されていますが、「三ツ瀬層」と呼ばれる白亜紀後期(約8400万年前)の地層から発見された、体長7m以上、大型肉食恐竜の化石だとか。縁がのこぎり状だったため肉食と判明したそうです。(石に突き刺ささっているのかと思ったら、歯根の一部でした(汗))。
もう一つは少し新しい時代の地層から見つかっています。

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「三ツ瀬層」からはこの他にもカメなど脊椎動物の化石が多数出ています。

Img_7601

このところ、県内で恐竜の化石がよく見つかっているようで、今後の調査研究が楽しみです。

2012年10月21日 (日)

死ぬほど暑かった?-ペルム末期大量絶滅後の世界

面白かったので、紹介します。

リンク: <a title="ペルム紀末の致死的猛暑、再び起こる? - 速報:@niftyニュース" href="http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/ng-20121019-20121019003/1.htm">ペルム紀末の致死的猛暑、再び起こる? - 速報:@niftyニュース</a>.

地球史上最大の「大量絶滅」と云われるペルム紀末の大量絶滅。地球上の生物の90%以上が死に絶えたといいます。また、他の大量絶滅時は数十万年で生物相が回復したにもかかわらず、ペルム紀の大量絶滅では500万年もかかったとか。その原因が「死ぬほど暑かった」からだという。海面温度が摂氏40度、お風呂並みの熱さです。イギリス、リーズ大学の古生物学者であるポール・ウィグナル(Paul Wignall)氏「コントロールを失って暴走する温室」と表現しています。

「暴走する温室」をどうやって止めたのか?
この過酷な環境で、我々の御先祖様はどうやって生き延びたのか?
気になります。

2012年5月 7日 (月)

今度は翼竜の化石

先日、長崎市野母崎地区で翼竜の化石が発見されたとニュースになっていました。連休中に早速行ってみました。

Photo

Photo_2 大腿骨の辺り(翼の膜付き?)

長崎半島の西海岸、白亜紀後期(約8400万年前)の地層から見つかったとか。全部で15点、まとまって見つかったことから同一個体と判断されたようです。翼の長さ推定3~4m、最大の翼竜「ケツァルコアトルス」を含む種類の一つらしい。国内で最も多くの部位がそろっている化石とか。

Photo_3

今回も福井県立恐竜博物館による調査という事ですが、長崎半島周辺はよほど多くの化石が出るようです。

県立恐竜博物館のHPを覗いてみると、平成22年(2010)、長崎県で発見の恐竜化石についての記事(外部リンク)に、

1962年(昭和37年)、長崎市高島町の炭鉱坑内から「日本最初の恐竜化石」が産出したという報告がありましたが、それは1994年に恐竜化石ではないと訂正されました。

とあります。2例目の恐竜化石については前回(2012.3.22)紹介しましたが、幻の1例目があったんですねえ。37年に発見されたものが、結局何だったのか気になります(^-^;

今月7日から7月1日まで長崎市科学館で展示されています。

2012年3月22日 (木)

県内2例目の恐竜の化石

先週、長崎半島の付け根に近い長崎市茂木地区で、ハドロサウルスの化石が見つかったとニュースになりました。その化石が、今月25日まで長崎市科学館で公開されているというので、行って見ました。

Img_6627 Img_6630

発見されたのは後足大腿骨の一部、1点。発見当初は、写真左側の断面部分だけが海岸の岩場に顔を出していたとか。よく見つかったものです(゚0゚)

で、このハドロサウルス、白亜紀の後半に生息していた草食恐竜なのですが、カモノハシに似た口先から、子供向けの図鑑などでは「カモノハシ竜」と紹介されていることが多いようです。私も「カモノハシ竜」のほうが「!」とくる(*^-^)

ちなみに、1例目は同じ長崎半島の先端、野母崎地区で発見されました。ただ、2例目が東海岸なのに対し、1例目は西海岸でした。同じ個体ではないようです。

2012年2月19日 (日)

佐々川のポットホール

佐世保市吉井町の佐々川、その支流の福井川には、幾つかのポットホールが点在している。

続きを読む "佐々川のポットホール" »

2011年10月 9日 (日)

石炭層の露頭ー山口県美祢市

今から5年以上前、山口県豊北町(現下関市)から美祢市を経由して帰還中、国道435号線沿いに石炭層の露頭を発見。

続きを読む "石炭層の露頭ー山口県美祢市" »

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