長崎歴史文化博物館で「恐竜展2013」をやっている。恐竜は、私の歴史好きの原点のようなものですが、夏休み中は子どもたちで混んでそうだったので2学期を待って行ってみました。
エントランスホールの入ると、トリケラトプスの模型がお出迎え。この模型、動くだけでなく音も出ます。結構大きな声で鳴いてました。
展示場内には、骨格標本などの資料がずらり。ケース内の化石については、イメージ模型が添えられています。音声ガイドを聞きながらじっくり見学。
※ちなみに写真撮影OK!
下は、ティラノサウルスの骨格標本。躍動感のあるポーズは、3Dモデルを駆使したシュミレーションで獲物に襲いかかる一瞬を再現したものだとか。
頭蓋骨についている「目」のようなもの、「強膜輪(きょうまくりん)」とよばれる目を支える骨だとか。薄くてもろいため、めったに化石として残らないらしい。哺乳類以外の脊椎動物にみられる。魚の頭食べる時に目の周りについているアレだね、たぶん。
「鳥は恐竜から進化した」
この説が出てきたのは最近のことだと思っていたら、既に150年も前からあったんですね。戦争で恐竜の研究どころでなくなったことで忘れられてしまったようです。
近年、長崎でも恐竜等の化石の発見が相次いでいます。残念ながら今回は展示されてませんでした。
最近、長崎市内で肉食恐竜の歯の化石が見つかったと云うので、長崎市科学館へ見学に行きました。
下の写真左端がお目当ての化石です。ちなみに、左から2番目と右端の化石は以前このブログで紹介しています(2012年3月22日 ・2012年5月 7日 )。
化石自体は2011年に発見されました。歯の化石2点ですが、別の個体のもの。発見場所はどちらも長崎半島西岸です。下の写真右は、新聞等でも紹介されていますが、「三ツ瀬層」と呼ばれる白亜紀後期(約8400万年前)の地層から発見された、体長7m以上、大型肉食恐竜の化石だとか。縁がのこぎり状だったため肉食と判明したそうです。(石に突き刺ささっているのかと思ったら、歯根の一部でした(汗))。
もう一つは少し新しい時代の地層から見つかっています。
「三ツ瀬層」からはこの他にもカメなど脊椎動物の化石が多数出ています。
このところ、県内で恐竜の化石がよく見つかっているようで、今後の調査研究が楽しみです。
面白かったので、紹介します。
リンク: <a title="ペルム紀末の致死的猛暑、再び起こる? - 速報:@niftyニュース" href="http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/ng-20121019-20121019003/1.htm">ペルム紀末の致死的猛暑、再び起こる? - 速報:@niftyニュース</a>.
地球史上最大の「大量絶滅」と云われるペルム紀末の大量絶滅。地球上の生物の90%以上が死に絶えたといいます。また、他の大量絶滅時は数十万年で生物相が回復したにもかかわらず、ペルム紀の大量絶滅では500万年もかかったとか。その原因が「死ぬほど暑かった」からだという。海面温度が摂氏40度、お風呂並みの熱さです。イギリス、リーズ大学の古生物学者であるポール・ウィグナル(Paul Wignall)氏「コントロールを失って暴走する温室」と表現しています。
「暴走する温室」をどうやって止めたのか?
この過酷な環境で、我々の御先祖様はどうやって生き延びたのか?
気になります。
先日、長崎市野母崎地区で翼竜の化石が発見されたとニュースになっていました。連休中に早速行ってみました。
長崎半島の西海岸、白亜紀後期(約8400万年前)の地層から見つかったとか。全部で15点、まとまって見つかったことから同一個体と判断されたようです。翼の長さ推定3~4m、最大の翼竜「ケツァルコアトルス」を含む種類の一つらしい。国内で最も多くの部位がそろっている化石とか。
今回も福井県立恐竜博物館による調査という事ですが、長崎半島周辺はよほど多くの化石が出るようです。
県立恐竜博物館のHPを覗いてみると、平成22年(2010)、長崎県で発見の恐竜化石についての記事(外部リンク)に、
1962年(昭和37年)、長崎市高島町の炭鉱坑内から「日本最初の恐竜化石」が産出したという報告がありましたが、それは1994年に恐竜化石ではないと訂正されました。
とあります。2例目の恐竜化石については前回(2012.3.22)紹介しましたが、幻の1例目があったんですねえ。37年に発見されたものが、結局何だったのか気になります(^-^;
今月7日から7月1日まで長崎市科学館で展示されています。
先週、長崎半島の付け根に近い長崎市茂木地区で、ハドロサウルスの化石が見つかったとニュースになりました。その化石が、今月25日まで長崎市科学館で公開されているというので、行って見ました。
発見されたのは後足大腿骨の一部、1点。発見当初は、写真左側の断面部分だけが海岸の岩場に顔を出していたとか。よく見つかったものです(゚0゚)
で、このハドロサウルス、白亜紀の後半に生息していた草食恐竜なのですが、カモノハシに似た口先から、子供向けの図鑑などでは「カモノハシ竜」と紹介されていることが多いようです。私も「カモノハシ竜」のほうが「!」とくる(*^-^)
ちなみに、1例目は同じ長崎半島の先端、野母崎地区で発見されました。ただ、2例目が東海岸なのに対し、1例目は西海岸でした。同じ個体ではないようです。
佐世保市吉井町の佐々川、その支流の福井川には、幾つかのポットホールが点在している。
今から5年以上前、山口県豊北町(現下関市)から美祢市を経由して帰還中、国道435号線沿いに石炭層の露頭を発見。
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