島原城跡発掘調査報告会‐石垣復旧工事
去年大雨で崩落した島原城跡本丸の石垣を
復旧するための発掘調査が行われており、その現地説明会があると云うので行ってみた。
明治以降、あるいは戦後、つきなおした形跡があるとか。
今回の調査ポイント
1.石列状遺構
2.中世の遺物
3.築石の刻印
左は石列状遺構。石列の下部に水を通さない硬く締まった土層があり、排水のための施設らしい。
右は中世の包含層。島原城が築城される以前。森岳城という有馬氏の支城があったようで、15,6世紀の中国輸入陶磁器がたくさん出土している。
左は「封」?まじないの意味合いがあるかも。
真中は写真に写り難いですが、○に十字の刻印。
右は資料には載ってない刻印です。
左が中世の出土品。
真中は五輪塔のてっぺん部分です。もしかしたら過去つきなおしたときに入れた可能性があるとか。
右の瓦は、現時点では時期不明。
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