鷹島海底遺跡(鷹島神崎遺跡)-元の軍船発見の地
長崎県北部、伊万里湾を塞ぐように鎮座しているのが鷹島。数年前隣の佐賀県側から橋が架けられたので、簡単に行けるようになった。
鷹島と云えば元寇の遺跡として知られており、平成24年3月に海底遺跡の一部が「鷹島神崎遺跡」として国の史跡になっている。指定1周年を機に訪れてみた。
下の写真湾の入り口左手あたりが、沈没船が見つかった場所。
写真は資料館入口の展望台から撮っていますが、ここにある望遠鏡、ただの望遠鏡ではありません。覗くと、実際の風景に重ねる形で、元の軍船が集結している様子と、その船が嵐で難破する様子が描かれています。
傍には1988年、モンゴルとの文化親善交流を記念したタイムカプセルが埋められています。取り出すのは5年後の2018年だとか。
で、こちらの資料館、当然メインは元寇関連のコーナーです。元軍が攻めてきた様子などを、昔風の絵で紹介していたりします。隣の埋蔵文化財センターでは、保存処理した船の錨など、見学できます。
ついでにモンゴル村にも行ってみた。無料で入れる「モンゴル生活館」を見学。鷹島でも蒙古軍による被害が大きかったにもかかわらず、文化親善交流と互いの友好を深めるため「モンゴル村」を造ったという。未来永劫目の敵にすることは誰にでもできるが、仲良くなるなど誰にでも出来ることでは無いのでは?
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