推古28年12月1日‐日本最古のオーロラに関する記録?
今年は、例年に比べてオーロラがよく見えるとか。しかも今度の年末年始は、人によっては9連休だというのでオーロラを見るツアーが流行っているらしい。金も時間も無いわが身としては、過去の記録を探すことしかできないのですが・・・。
日本のような低緯度地域でも、オーロラを見ることが出来るんですねえ。低緯度に表れるオーロラは赤い色をしているそうで、昔は「赤気」と呼ばれていたとか。
・・・で、調べてみるとありました。「日本書紀」の推古28年12月1日の記録に、
天に赤色の気が現れた。長さは一丈あまりで、形は雉の尾のようであった。
(講談社学術文庫「日本書紀(下)」)
今から1400年ほど前ですね。日本最古の記録らしいです。
ついでに、同じ日本書紀の天武11年8月11日にもそれらしい記述がありました。これらの現象は、果たした不吉な現象と映ったでしょうか?推古時代では2ヶ月後に聖徳太子が死去してますし、天武時代には翌日に大地震が起きてます。
また江戸時代の1770年には、ここ長崎でも赤気が見えたらしいのですが、その記録を見つけきれないまま時間切れ。残念。
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