礫石原(くれいしばる)環状石組遺構
島原市、三会扇状台地の西のはずれに礫石原遺跡があります。戦後まもなく、開拓地として入植がはじまったとか。開拓時に大量の遺物が出土、縄文時代の遺跡であることが判りました。埋葬施設、住居跡も発見されており、縄文時代晩期を代表する重要な遺跡です。
現地説明板で
「出土品は農耕生産の要素を持つ資料として注目すべきものです。」とありますが、おそらく「扁平打製石斧」のことを云っているのでしょう。
石組み遺構は、付近から甕棺や集石墓が出土していることから、埋葬施設と考えられているようです。島原市の有形文化財に指定されています。
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