串島城跡-江串三郎、討幕の挙兵
長崎自動車道東彼杵インターから国道34号線を大村方面へ約5km、東彼杵町里地区に、大村湾に突き出た小さな岬があります。元弘3年(1333)、地元の豪族江串三郎入道が討幕の兵を挙げた串島城跡です。緩やかな丘陵上には「城屋敷」という地名が残っていますが遺構等は確認できません。城というより砦に近かったのではないでしょうか。
元弘3年3月12日、肥後の菊池武時が鎮西探題を襲撃する事件が起こります。この事件に報復すべく準備を進めていた鎮西探題のもとに3月17日、肥前の国彼杵郡から早馬が到着し「3月14日に江串三郎が尊良親王を奉じて挙兵した」という。
親王が居られる場所が本営と見た探題は、肥後の菊池氏討伐を後回しにして、佐賀の高木氏・多久氏(前多久氏)、唐津の波多氏・値賀氏といった豪族を江串追討に向かわせます。
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